クラシックカーや並行輸入車にきちんと安心も付帯します。

弊社では長らくクラシックシトロエンを実用にお使い頂けますようレストアや排気対策を行って来ました。

この度、更なる実用性と環境性能向上を目指す為、CXモデルはエンジン制御配線とエンジン制御システムを現代の製品と入れ替えてお届けさせていただく事となりました。

新システムはシトロエンオリジナルのエンジン制御パーツやコンピューターをほとんど使用しません。クラシックで一番の懸案事項である古い配線に起因するトラブルの不安も払拭されます。保守パーツが現行品に変更される為、価格が高いシトロエン用パーツは不要となり、金額的にも信頼性においても有利となります。

制御システムはワイドバンドラムダセンサー*も備え排気ガス浄化も同時に行います。特有の排気ガス臭に悩まされることもありません。環境負荷を最小限に抑え、クラシックカー故の肩身の狭い思いとも決別します。

新しいシステムはエンジン性能と燃費も向上させます。点火や燃焼はPCをつないで自由に設定可能。エンジンのピックアップや、アイドリング時の振動抑制等、ユーザー様の細かいリクエストにも対応可能です。故障診断システムも備えていますので、現代の車のようにコンピューターをつないだ故障診断も行います。


CX以外のモデルには、弊社独自開発の排気ガス浄化装置を装着してお届け致します。キャブレーター付きエンジン、インジェクション付きエンジン用におのおのに専用の制御コンピューターを備え、ラムダセンサー*からの信号を元に排気ガス制御を行い触媒コンバーターで浄化してゆきます。

クラシックカーをドライブしていると室内には排気ガス臭が侵入してきて、乗っている方の衣服や髪の毛にその臭いがついてしまいます。
JAVELオリジナルの排気ガス浄化システムは、クラシックカーのエンジンやキャブレーター、インジェクションシステムはそのままに、後付けのコンピューターで排気ガス制御をおこなって行きます。綺麗な吐息のヌーベルクラシックで素敵なシトロエンライフをお過ごしいただけましたら幸いです。

新規レストア車両は全てこのシステムをスタンダード装備したヌーベルクラシックとしてお届け致します。

*ラムダセンサーについて

ラムダセンサーは燃料の濃さを排気ガスにセンサーを入れて測るものです。理論空燃費を基準にそれより濃いのか薄いのかを教えてくれるのがラムダセンサー、どれくらい濃いのか薄いのかも教えてくれるのがワイドバンドラムダセンサーです。ラムダセンサーからの情報を元に燃料の濃さをコンピューターが調整してゆきます。ボッシュがこのセンサーを発売した時には、ラムダゾンド(ラムダセンサーのドイツ語読み)付きエンジンは生きているエンジンと呼ばれたものです。おならの臭いを嗅いで食べ物の量を調整するのですから。


Javel original emission control system and air conditioning system.